縁あって岡崎市在住の方からご紹介いただき、京都工芸繊維大学助教の笠原一人先生に大地の家をご見学いただきました。
先生は建築史家で近代建築史がご専門。お越しいただいた際に昨年開催された展覧会「瀧光夫の仕事」での図録をプレゼントしていただきました。100ページを超える構成で瀧光夫さんの図面やスケッチ、写真等が豊富に掲載されていて、改めて全国にある瀧建築を巡ってみたい思う内容でした。
また昨年「住宅建築」にて私の特集していただいた際には同号にて、瀧光夫さんとともに掲載され、不思議な嬉しい縁を感じています。
笠原先生には「建築と緑の共生は普遍的なテーマで数多くの建築家が取り組んできたものですが、これまでに見たことがないものになっていることに驚かされました。平面的にはシンプルな構成でありながら、随所に工夫が凝らされ、様々なシーンが折り畳まれるように展開されていて、素晴らしいと思います。」と評していただき、とても嬉しかったです。
また笠原先生は建築保存再生論も研究されています。オランダ在学中に調査されました建築の保存活用の事例がまとめられた近著「DUTCH RENOVATION」を岡崎市在住の方から既にいただいておりましたので、そちらにサインいただき、また手持ちの蔵書「村野藤吾建築案内」にも同じくサインいただきました。「DUTCH RENOVATION」は日本ではあまりみられない保存活用の事例があり、これからの日本にもとても参考になる要素がたくさん掲載されていると感じました。
笠原先生、遠方よりお越しいただきましてありがとうございました。
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